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2016/07/11

またしても自民党!会長が問題発言「インターネット中継は売名行為」

 福岡市議会では、昨年9月に議会改革調査特別委員会が発足されて以降、これまで8回委員会が開かれ、いくつかの案件が審議されました。毎回、数名の市民が委員会を傍聴していますが、会派間で意見の違いが大きく、これまでまとまったものは殆どありません。 
 
 常任委員会での採決時の公開は実現したものの、市民との関わりが大きい、議事録への発言者名記載や常任委員会のインターネット中継については、結論が出ていません。次回、いつ議論されるかもわかりません。委員長は時期を見てと言っていますが、事実上の棚上げ状態となっています。請願の取り扱い協議の中で「継続審議」の採用が決まりましたが、これについては問題がすり替わったもので、本質的な議論はされていません。
 
 こうした中、6月15日の西日本新聞朝刊に「福岡市議会改革 評価と課題は~各会派代表に聞く」という取材記事が掲載されました。その中で、自民党光安会長が驚くような発言をしています。「委員会議事録への発言者名の記載や常任委のインターネット中継については、売名行為につながらないか。発言の多い野党系会派ばかりが目立っては公平性が保てない」、だからこれらに同意しないというものです。

 この発言について、市民の皆さんはどう考えますか。広く皆さんの意見をお聞きしたいと思いますので、ご意見・ご感想をお送り下さい。なお、これまで市民の皆さんから頂いたご意見を紹介します。ぜひ、ご一読下さい。


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<会派代表の発言を読んで~市民の皆さんからのご意見>


●市民の代表として選ばれた議員は自分の発言に責任を持つべきなので、委員会議事録には発言者名を明記すべきです。
 横田耕一(九大名誉教授 憲法学) 

●議会は市民が間接的に参加する場。公開と明瞭を原則にして。
 坂本正博(文学研究者 西区)

●ネット中継や議事録に名前を載せることがどうして「公平性に懸念」なのでしょうか?賛成派だろうが反対派だろうが、しっかり議論して、その議論を市民に公開することこそが議員の仕事のはずです。『議員のための議会』から『市民のための議会』にしっかり改革してほしい。 
 本河知明(早良区)

●自民党代表の意見を読んで驚きました。売名行為!?今どき、そんなことを言う人がいるのですか? 
 松本みちお(早良区)

●政令指定都市の議会で情報公開度が最も遅れていると言われた福岡市議会の原因がどこにあるのか?この7会派の意見比較記事でよく分かると思います。常任委員会の採決公開は議会改革の第一歩で、「議会が何をしているのか」 市民に理解できるように、議会改革の歩みを止めずに進めて頂きたいです。
 女性(南区)

●光安発言について。この人は時代錯誤ではないか?! 
 井上英敏(早良区)

●申し訳ないのですが、インターネット中継に関する自民会派代表の「発言の多い野党系議員ばかり目立っては公平性が保てない」という部分では思わず笑いが出てしまいました。負けずに発言していただけるよう期待します。自分が選んだ議員がどのような仕事をしているのか見える化することは必須ではないでしょうか。 
 えとう真実(西区)

●売名との懸念を抱くのは、公平性よりむしろ”保身的”発想ですし、情報公開にも後ろ向きに思えます。市民と議会との間にある壁を取り払うことなしに、よい市政は生まれません。又、議事録への発言者氏名明記は、発信者の責任性、市民への公開および共有性からも常識だと思います。 
 安河内真知子(中央区)
 
●他市から引っ越してきて、福岡市議会の現状には驚かされています。市民に開かれた議会にしていくために、まず必要なことは、議会でどのような話し合いがされているか、あるがままの情報を出して頂くことです。誰がどのような発言をされているか、市民が知ることができない現況にも驚いていますが、個人のもしくは特定の会派の都合によって、市民への情報が閉ざされるというのは、許されないのではないでしょうか。 
 40代主婦(早良区) 

●福岡市議会の自己改革が『行政のための議会』から『市民の議会』へと近づく方向で進むことに期待しています。そのためには、インターネット中継や委員会議事録への発言者名記載は、議員の閉鎖的特権意識をなくすためにも、是非とも必要なことだと思います。
 石川捷治(政治史研究者 城南区)
 
●公平性とは何か?辞書によれば公平=片寄らずえこ贔屓のないこと。えこ贔屓=みなに公平でなくある人を特に贔屓すること。光安さんは、「公開することは共産党を贔屓にすること」だと思っているのでしょうか?そうははっきり言えないから「公平性」なんて言葉で誤魔化している。発言が多い議員の名前がたくさん議事録に掲載されると、沈黙の自民党は不利だと思うのでしょう。自らの意見を理路整然と述べる能力が無い人は議員の資格は無い。無能であることを公開されると次の選挙でその議員は落選。これが恐いのでしょうね?市民の代表である議員達が議論するのです。その議場の様子は公開が当然。企業秘密があってはならない。あらゆる方法で市民に知らせるべきです。
 田中やすゑ(70代 早良区)
 
●常任委員会の採決時の公開や議事録に発言者名を入れることは当然だと思います。自民党の発言者名の記載やインターネット中継が「売名行為」、「野党系会派が目立って公平性が保てない」などびっくりです。しっかり監視して、マスコミも報道してくれないといけない。
 高森清子(市民ネットワーク 城南区)

●自民党の「委員会議事録への発言者名記載、常任委員会のインターネット中継について売名行為につながらないか」、「発言の多い野党系会派ばかり目立って公平性が保てない」との意見があるが、市民はどの議員がどのような活動をしているのか知りたい訳で、議案に賛成しているのであれば、自分がどのような理由で賛成しているかを述べれば良いと思う。議事録に名前が出ることを避けたい、賛成意見を述べないというのは言行不一致を市民に知られるのが怖いのか。
 山之内芳晴(市民ネットワーク 東区)





<ご意見・ご感想の送付先>

市民に開かれた議会を実現する会  事務局長 原 豊典
TEL&FAX 092-834-2601 
携帯TEL  090-5286-5853
MAIL    hara@kbe.biglobe.ne.jp 
 






2016/03/09

オープン議会ニュース第5号~発言者名記載の実現に向けて

現在、福岡市議会の議会改革調査特別委員会では、議会の公開性を向上させるための審議が行われています。調査項目のうち、常任委員会における採決のあり方について(採決を市民の前で行うこと)は、昨年、全面公開が決定し、既に実施されています。しかし、そのほかの議論は進展が見られません。

中でも「委員会記録への発言者名記載」と「常任委員会のインタネット中継」は、市民との関わりが大きい課題です。ところが、発言者名記載ついては、大会派(自民党など)が発言時間の制限を設けよと条件を付けているため、未だに実現せず「会派持ち帰り」が繰り返されているところです。議会事務局の調査によれば、時間制限を付けているのは、20政令市中、堺市、埼玉市、千葉市の3市だけ。それも合併などの状況に対応するためというのが、その理由です。小会派は、福岡市議会で時間制限をしなければならない理由は存在しない、と主張しています。またインターネット中継については、費用面が問題視されていますが、議員報酬を1割カットすればおつりが出ることが明らかになっています。

このような状況を受けて、今後は、「委員会記録への発言者名記載」と「常任委員会のインターネット中継」の早期実現に向けて活動を行っていきます。



詳しくは、オープン議会ニュース第5号(2016年2月発行)をご覧下さい。
(ニュースサイトへ移ります)


オープン議会ニュース第5号表紙2 




2016/02/10

福岡市議会 議会改革調査特別委員会、各会派の意見

昨年9月、福岡市議会に設置された議会改革調査特別委員会は、これまで4回開会され審議が行われました。第2回委員会(平成27年10月23日)では、市民の悲願だった、「常任委員会採決時の公開」が決定しました。しかし、それ以降は大きな動きは見られません。一体、どのような審議が行われているのか。福岡市議会では、特別委員会のインターネット中継が行われていないため、その内容がなかなか市民に行き渡りません。何より委員会は平日開かれるため、傍聴できる市民は限られてしまいます。

そこで、これまでの委員会から第3回(平成27年12月9日)と第4回(平成28年1月26日)分の各会派の意見(発言)をまとめました。当会のニュースサイトに掲載していますので、じっくりとご覧下さい。各会派、議員の議会に対する姿勢が窺えます。

尚、次回の議会改革調査特別委員会は、2月17日(水)午前10時から行われます。きちんと仕事をしている議員とそうでない議員が分かります。
ぜひ一度、傍聴されてみませんか。


《市民に開かれた議会を実現する会ニュースサイト》
・第3回及び第4回議会改革調査特別委員会、各会派の意見(発言)
※別リンク


《関連資料》
・福岡市議会会議録。議会改革調査特別委員会(昨年10月23日)
※福岡市の場合、議事録が公開されるのは委員会終了から2、3ヵ月後、
 もちろん発言者名は記載されていません。

・特別委員会 案件及び資料一覧
※資料は傍聴者に配布され、持ち帰りができるようになりました。


2016/01/23

1月26日、第4回議会改革調査特別委員会を傍聴しましょう!

福岡市議会は1月26日、第4回議会改革調査特別委員会を開会します。協議内容は前回から引き続き、委員会記録への発言者名等の記載、常任委員会のインターネット中継、発言残時間の表示、常任委員会の名称、請願・陳情の取り扱いについての5項目です。常任委員会の議事録に発言者名を記載することについては、記載に前向きな意見がある一方で、発言時間を制限しようとする自民党などの意見もあり、なかなか進展が見られません。常任委員会の議事録に発言者名を記載していないのは、全国の政令市で福岡市だけというお粗末な状況でありながら、議論の矛先は”持ち時間制の導入”へと向かいつつあります。

閉鎖的で時代錯誤な福岡市議会を、市民に開かれた議会にするためには、一人でも多くの市民が委員会を傍聴し、監視していく必要があります。大変寒い時期ですが、皆様、ぜひ傍聴しましょう!


《日程》
福岡市議会 第4回議会改革調査特別委員会
日時:1月26日(火)午後1時30分~


《傍聴案内》
議会棟8階の議会事務局議事課で受け付けをして、指定された委員会室へ行ってください。

詳しくはこちらをご覧ください。



《関連記事》

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西日本新聞 2015年12月10日朝刊



2015/11/04

市民に閉ざされていた最初の扉がついに開きました!

 福岡市議会は10月23日、議会改革調査特別委員会を開き、常任委員会採決時の公開を決めました。長きにわたり公開に反対していた自民党が、市民の批判に押され、賛成に転じたことで、閉ざされていた扉が開いたのです。今後は、議長への報告を経て、12月定例会から公開が実施されることとなります。政令市で唯一福岡市だけという、(委員会の採決時に市民を退出させる)悪しき慣例の撤廃は当然のことではありますが、ここに至るまで長い年月を要したことから、大きな前進であることに相違ありません。

 23日の特別委員会には、49名もの市民が傍聴に参加しました。しかし、委員会室で傍聴できるのは15名のみ。34名が委員会室で傍聴できず、別室(音声傍聴室)で委員の声を聞くだけのものでした。そのため、委員会後の報告会では、多くの市民から不満の声が上がりました。委員会室の中を見ますと、傍聴席(15名)の後ろは、十分スペースがあります。(オープン議会ニュースP2をご覧下さい)また、議員傍聴席はいつも空席状態です。23日に傍聴された荒木議員からも「議員傍聴席は他の常任委員会と同様に、副委員長席の後ろに1、2席設ければよい」という意見がありました。このように、市民のために傍聴席を増やすことはできるのです。

 次回の議会改革調査特別委員会は、12月9日(水)午前10時から行われます。是非、傍聴にご参加下さい。現在、次回の審議に向けて、「市民に開かれた議会を求める要望書」の署名活動を行っています。次なる扉を開くために、署名にご協力下さい。

 署名用紙「市民に開かれた議会を求める要望書」は、こちらです。